予想外の結果に関係者も衝撃!
倒壊!
長期優良住宅(耐震等級2)の性能実験で
強化した建物の方が先に…
(*1)この実験は、2009年10月に(独)防災科学技術研究所兵庫耐震工学研究センターがE-ディフェンスで行った公開実験です。
建物を固めて強くするだけでは足りなかった!
手前の建物は奥より基礎と接合部の強度が低く、先に倒壊する予定でした。実験中、予定通り手前の建物は基礎と建物の接合部が壊れて分離しますが倒壊せず、基礎の上で踊る格好になり、結果として揺れを吸収して倒れませんでした。
固めて丈夫にした方が倒壊・・・・どうして?
理由は柔らかい壁より、固い壁の方が建物を基礎から引き剥がそうとする力が大きいためです。
奥の試験体は手前の試験体より接合が強く、基礎との分離せず耐えていましたが、頑丈な分だけ衝撃は大きくなります。その衝撃に1階・2階の接合部と基礎部分が耐えられず破壊されてしまい、建物が『折れ曲がり』『基礎から引き剥がされる』形になって倒壊してしまいました。
鋼の釘抜きで釘を抜くのは簡単ですが、もし鋼でなくゴム製の柔らかい釘抜きだったら、ゴムが負荷を吸収してしまいクギを引き抜く力が小さくなってしまうのと同じ理由です。
そもそも建築基準法の第1章は次のように始まります。
第1章 総則
(目的)
第一条 この法律は、建築物の敷地、構造、設備及び用途に関する最低の基準を定めて、国民の生命、健康及び財産の保護を図り、もつて公共の福祉の増進に資することを目的とする。
住宅の耐震基準は地震の時に「倒壊しなければ命を守れる」「避難できる」という救命の基準です。「地震があってもその家に安心して住める」という基準ではありません。
初回の強い揺れに耐えても、少し傾けば
余震のたびに住宅の傾きは拡大していく
大地震の際、基準法が想定している構造体の変形範囲はわずか2.5cm!
しかも変形してしまえば、余震のたびに住宅の変形(傾き)は大きくなります。
通常10cm構造体が傾くと倒壊の危険があると言われています。
BOSHINは約20cm (194mm) 傾いても高い靭性(粘り強さ)で耐力を保持し、元の形に何度でも復元します!
住宅の安全性を飛躍的に向上させる防震(ぼうしん)工法
▼ 建築基準法は最低限の必要を定めたものです ▼
「地震で倒壊しない = 地震の後に住める」
を保証している基準ではありません。
避難や救命以上の安心!
“耐震プラスα” BOSHINをぜひご検討下さい。
コンテンツの紹介
防震(ぼうしん)工法
構造材に負担をかけずに粘り強く揺れに抵抗し、 減衰し、形状を復元するというコンセプトで開発された制震工法BOSHINの紹介