暮らしの豆知識 part1

―自分でできる防災編―

豆知識1  いますぐ覚える地震のあれこれ

●地震があったら・・・

(1)まずは身を守りましょう!

地震の揺れはだいたい2分以内。高層ビルや軟弱な地盤上の建物でなければ5分以上の揺れというものは殆どありません。

大きな地震の時、安全装置が作動してガスは自動的に止まります。
火の始末よりもまず「自分の身を優先して守る」事が大切です。

(2)揺れがおさまったら足元の確認!

食器やガラスの破片から「足」を守りましょう。「動けなくなる」事態を避けるという事が大切です。

防災の先進地域と言われる静岡県では「ベッドの下に靴を用意」しています。

(3)火の始末と通電火災

さて火の始末ですが、避難所など自宅を離れる場合はガスの元栓だけでなく、電気のブレーカーも落としましょう。

テーブルの下

災害時は市民だけでなく「公共機関も被災」している」ということが忘れられがちです。

阪神大震災では「送電の再開による火災」が非常に多く報告されています。倒れた家具やゴミやホコリに通電して火災が発生しました。

【豆知識2】 自分でできる地震の備え

●命運を左右するのは最初の15分! 命の15分を確保するために

(1)家具の固定と避難通路の確保

自分が怪我をしない空間、逃げる通路をあらかじめ確保しておくことが大切です。

突っ張り棒などでも、無いよりはあった方が「時間を稼ぐ効果」があります。

冷蔵庫やピアノなどは高速で移動し、周辺を破壊してまわり非常に危険。

ちょっとした「手間ひま」が命を守ります! 震災時の死亡事例から安い費用で得られる効果が大きいとされています!

(2)意外に怖いブラウン管テレビ。

阪神大震災ではブラウン管型のTVや電子レンジがボールの様に跳ねて回って天井に当たった事例が報告されており、非常に危険です。

(3)コピー機はギロチン!

オフィスに置いてあるコピー機は非常に危険!

非常に重量があるため動き出すと止まらず、また破壊力があります。オフィス内を前後左右に走り回り、椅子と机の間に人が挟まる形で激突すると致命傷になります。

(4)非常食等の準備

大災害の時は救援を行う公共機関も被災しています。つまり災害の規模が大きければ大きいほど救助・救援は遅くなります。

3日分ほどの非常食の準備、水ですと1人9リットル必要です。

また寝室に「笛」を用意しておきましょう。家屋の倒壊時、声はなかなか外に届きません。


*防災施工は業者に頼んでも3〜5万円程度の費用で大きな防災効果を獲得する事が出来ます。自分で出来ない場合はご相談下さい。



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